を買いました!
前巻で「大和に手を出したくなってしまう」と困惑し、心身鍛えようとするけど
どうしようもならない猛男がいましたが、そんな二人のそれぞれの学校の修学旅行が日程も場所も重なって、というシチュエーションが今回のメインです。
前回のラストの方でそんな猛男の様子を砂川から聞いた時の大和のリアクションが気になりましたが、まあそこは大和。策士ぶりを発揮しようとしますがある意味KYな猛男にはまったく気づかれません。
そんな二人は互いが本当に大事で裏切らない、素直な思いの持ち主なので、ここでもお互いの想いをきちんと伝えあっていけるという展開で無事に幕引きするんですけどね。
そこに正直マンネリ感は否めないなと思いました。エピソード一つ一つはかわいらしいし、ふたりの成長も感じるのですが、この二人の絶対領域感で先の展開は読めてしまうんですよね。展開は読めてもいいから、もっと恋愛のズルい部分や汚い部分をこの二人に与えて欲しいような気がします。
結局この二人の周りの人もみんなピュアになっていってしまうし。
でもこの二人のピュアな部分は、おじさんから見るとほのぼのすると同時に、自分にもそんな時代があったのかもと思い出させてくれたりもするので、このまま結婚まで行ってほしい気もするんですよね。
だからこの後の砂川くんの新たな展開も含め、周囲にちょっとどす黒いものがあってもいいと思うんですわ。そこに翻弄されていく側面があってもいいと思う。RPGみたいな展開でね(;´Д`)
そういえば、このマンガの実写版の映画も映画館で観たのですが、遂にDVDになりますよね!
原作と設定はいろいろ変わっており、原作では割とすぐにカップルになった猛男と大和ですが、ここでは二人が時間をかけて結ばれていくまでというものに設定が変更されています。
そんな中で原作では二人がカップルになってからのエピソードもお互いがお互いを「片想い」しているシチュエーションのなかで盛り込まれ、原作と同じセリフなのにより切なくなって響いて来たりするセリフもあったりするのですよ。
そしてラストに向けてのオリジナルな展開には思わず泣けてきてしまいました。
これは役者さんも上手かったし、凄く好きな映画のひとつになりましたよ。DVDでも見たいなぁと思います。
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